おはこんにちばんわ。
副業ホモサピエンスのキグラヤハルトです。
今回は過去のyahoo!オークション(通称ヤフオク)での返品トラブルについて体験談を元にお話したいと思います。
今回は私が現在の副業サラリーマンになる前の話になります。
わいがまだ産声をあげる前の話やな。
返品に応じず、不毛なやりとりに発展し、すごく消耗した話。(ガルフィー事件)
通常、出品者側から返品の申し出がある場合は、なんらかの理由があります。
むやみやたらになんでも返品！ということはほぼないと考えてよいでしょう。
そのため、購入者側に返品の意向がある限り、返品を覆すのは難しいと考えたほうがよいです。
ここを理解していないと、不毛なやりとりに発展しがちです。
その事件は「ガルフィー」というヤンキーブランドのニットセーターをヤフオクで出品し、2万円程度で落札された事から始まります。
遡る事、十数年前。
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当時はあるフリーマーケット団体と仕入れ契約を結んでおり、その団体がフリマ出店者から引き取った売れ残り商品を安価でまとめて買取るという、ハイエナのようなことをしていました。
一度の取引で2ｔ程度の洋服や雑貨を3万円程度で買い取っていました。
その買い取った大量のゴミから商品になりそうなものをyahoo!オークション(ヤフオク)で販売していたんですね。
その2ｔの大量のゴミの中から出てきたのがガルフィー(ＧＡＬＦＹ)というブランドのニットセーターです。
そのガルフィーのニットセーターには胸にでかい犬のワッペンが付いており、状態は良さそうでしたが大した額にはならないと読んでいました。
(当時は高いブランドだと知りませんでした。)
こんな雰囲気。
しかし、予想を裏切り1円スタートで出品した結果、最終2万円程度で落札された時は「うおおおおおおおお！！！」と喜びの咆哮をあげたのを覚えています。
そんな高値で買ってくれた落札者様から、商品到着後、ヤフオクの取引メッセージ欄にコメントが届きます。
※記憶が曖昧なのでニュアンスで再現してみました。
なんか履いてみたけど、いまいちサイズが合わない。返品きぼんぬ。
お客様。申し訳ありませんが、サイズが合わないなどの理由での返品は受付いたしかねます。ご査収ください。
なにほざいてんだと。
こちらは心中穏やかではありませんでした。
サイズ表記はしっかり記載していたはずです。
こんな、クレームにいちいち取り合っていたら商売上がったりだぜ！と、こちらは臨戦態勢。
ただ、落札者様は簡単に引き下がってはくれませんでした。
よく見たら、商品説明にない小さい穴が空いてる。
それも一つや二つやないぞ。
虫食いなんじゃないの？
返品させてください。
私は思いました。
「コイツ、やったな。」と。
返品するためにそこまでするのかと。
こいつ人間じゃねえ。
とことんやったる。
そう思いました。
お客様。いいがかりはおやめください。
商品は検品した上で梱包、発送しております。
そのようなダメージはなかったはずです。
また、ノークレームノーリターンと商品には記載しております。
申し訳ありませんが返品は承りかねますのでご了承ください。
こんな感じの返信だったと思います。
当時のヤフオクではノークレーム、ノーリターンが横行しており、掲げていれば返品は一切受けなくてよいという風潮がありました。
文章については丁寧な言い回しを心がけていましたが、みるからに怒りの感情を含ませた記憶があります。
それでも、落札者様は納得してくれませんでした。
それどころかヒートアップするあまり、落札者様は暴徒化し始めました。
おう。あんちゃん。
あんまりなめてんなよ。
電話するからでろや。
これは、やばい。滝のような冷や汗が出たのを覚えています。
まもなくして、私の携帯に謎の非通知着信が入りました。
ガチでかけてきやがったなと。ここで居留守なんて使ったら、次は何されるかわからない。
電話にでなかったら、「汚物かなんか」を送りつけられるかも。
とか、突然、木刀を持ったアニキがカチコミに来るかもしれない。
とか、色々妄想していまい、恐怖に怯えながら電話に出たのを覚えています。
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おう。
おまえなめてんのか。
とりあえず着払いで返すから。
返金しろ。
〇〇様。申し訳ありません。
返金については承知しました。
私は観念しました。
落札者の凄味に押し負けたんですね。
ただ、譲れない部分がありました。
ゼニゲバだった私はいくら凄まれようと損をしたくない気持ちでいっぱいだったのです。
ただ、商品に不備はなかったはずなので返品にかかる送料のご負担はお願いできますでしょうか？
元払いにて発送をお願い致します。
うん。
全然申し訳ないと思ってない。
ちょっとなに言っているかわかりませんね。
今思えば、怒りや悲しみもあったのでしょうが、落札者様に寄り添う気持ちはゼロだったんでしょう。
当然、揉めます。
ゴミ掴まされてるこっちがなんで送料負担しなきゃなんねーんだ。
説明しろ。
ふざけんなよお前。
これはごもっともですね。
ただ、当時の私は決してふざけているのではなく、至って真面目でした。
落札者が送料を負担する。
それが正しいという頭しかなかったのです。
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で、結局、色々暴言を吐かれた挙句、私は送料の件も押し負け着払いで返品＆返金を承ることになったのですが返品された商品を見ると確かに紛いのない虫食いの跡が数箇所見つかったのです。。
※虫食いだと、噛み千切った様な独特な穴が空いたりします。
これまでの経験から落札者がわざと穴を空け、細工をしたのであればそれは判別がつく自信がありました。
これには本当に目を疑いました。
それと、同時に愕然とし己の未熟さも痛感しました。
2万円に目が眩み、いいがかりをつけたのは私のほうではないか。
即座に、謝罪のメッセージを送ったのは言うまでもありません。
※電話で謝罪したかったのですが非通知だったので。。
この日から私を考えを改め、誠心誠意ある対応を心がけています。
いまとなってはよい経験をしたなと思っています。
虫食いのガルフィーをつかませてしまったお兄さん。
ごめんなさい。
申し訳ありませんでした。
edwardpye / Pixabay
ただ、暴言はよくナイヨ。
すごく消耗しました。
怖い経験だったなあ。。。
こんなことなら、すぐ謝罪して着払いでキャンセルを受けておくべきでしたね。
※虫に食われていたガルフィーにも罪はありません。
出品者側に落ち度があれば返品にかかる費用は出品者側で負担しましょう。
先ほどお話した体験談はヤフオクでの出来事でしたが、フリマアプリ全般、むしろネット販売全般で起こりえることではないでしょうか？
私と同じような経験をしたことがある方も多いと勝手に思っています。
そして、そういった経験をした方であれば「返品にかかる送料は出品者側に落ち度があったとしても落札者が負担するもの。」と、決め込んでいる方も多いのではないのでしょうか？
出品者の目的って大体基本的にはは「お金儲け」ですよね？
「返品は受け付けるけど、送料は負担してもらおう。そうしないと赤字だから。」
なので、そういった考えの方も多いはず。
私も数十年前の20代前半の未熟な小僧だった頃は、そう思って疑いませんでした。
しかし、それって結局、長い目でみた場合損でしかないと思っています。
折角、返品を受け付けると話は付いてるのに、送料は負担してもらうなんて話を切り出したら、普通揉めます。
消えかかった火種に、再び油を注ぐようなものです。たかが、数百円、多くても千円前後の送料のせいでものすごく消耗するんですね。
やりとりには神経も使いますし、時間もかかっています。
送料をこちらが負担すれば、大抵スムーズに事を終えれるのに。。
非常にリスキーですよね。
少し考えればわかるはずのことのようですが、未熟な小僧だった私は目先の利益に囚われていて商売における大局観がもてていませんでした。
そんな取引が頻繁に起こっていたら、いずれボロが出て評価や掲示板などで晒される日も遠くはないでしょう。
評価はガタガタ、売り上げにも響き、最悪、商売の継続が難しくなります。
長く商売を続けたいのであれば、こういった考えは捨て去り誠心誠意お客様に向き合う努力が必要です。
それができない以上、商売を息長く続けていくことは難しいでしょう。
事実、この事件が起きる前の当時のヤフオクの評価は悪い評価でガタガタになっていました。
悪い評価は一度つくと、雪だるま式に増える傾向があります。
ゴミのないところにはゴミが捨てられにくいのと同じで、一度ゴミが捨てられると皆そこにゴミを捨てて、どんどん増えていきますよね。
結局、このヤフオクＩＤは後に捨てることになったのでした。。
今回は「ヤフオク」での出来事でしたが、これはメルカリ、他のネット売買にも通ずる共通見解だと考えてよさそうです。
まとめ(教訓らしきもの)
この事件から学んだことはたくさんありました。
- 返品希望があれば、素直に応じる。
- 返品に応じないと、不毛なやりとりに発展し、時間と精神を多大に消耗する。
- トラブル回避のため返品の送料負担は、基本出品者で負担する。
- ただし、出品者側に落ち度があきらかにない場合は落札者負担をお願いする。
- そもそもトラブルが起きないように検品、商品説明はしっかりと。
- 目先の利益に囚われない。
- 評価が持つ宣伝効果を侮らない。
- 落札者には誠心誠意を持って、対応する。
この「ガルフィー事件」がなければ、現在メルカリで月30万円稼ぐ私は存在しなかったかもしれません。
あのときの出会いに感謝。
最後に・・・
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ヤフオクとの愛称もよいのでヤフオクの支払いはYahoo! JAPANカードで行い、お得にメルカリ商材を仕入れちゃいましょう！
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